クリスマスにUber Eatsの配達員としてお仕事開始。
寒い。物理的にも心も。

ただ、働かねば生活ができない。とりあえずやろう。

もともと持っていたスポーツバイク(自転車)で配達開始。

近所で配達をして知り合いに出くわすのが嫌なので、７～８kmほど離れた地域で配達することを決めた。

朝10時半に家から出発。30～40分で目的地に着くと思いきや、スマホのナビで意味わからない道を案内され
脳死でその案内の道順で向かったところ1時間もかかってしまった。

この時点ですでに足の疲労が半端ない。普段の運動不足がたたっている。

いざ現地で配達スタート。Uber Eats配達員アプリの出発ボタンクリック。
5分ほどでアプリから音が鳴り、依頼が来た。まず、この音にビビる。
初めてなので、かなりドキドキでお店へ向かうが、場所がわからない。
いきなり駅中のコーヒー店の依頼がきてしまい、まずどこに自転車を止めればいいか、
駅中のどこに店があるのかわからない。そもそもアプリを使い慣れていないので操作にもたつく。

かなり焦ってしまい、時間もどんどん経過していく。

なんとかお店から配達物を受けとり、配達先へ向かってお客さんへ無事に配達完了。
1件でなかなかの疲労感。これから何百、何千と同じことを繰り返し、配達していくんだろうか。

少し不安にもなった束の間、アプリから音が鳴り、次の配達依頼が来る。
次は、1度に2件分の配達依頼がきた。それぞれ別のお店からの配達依頼だ。

配達を始めるにあたっての研修動画を流し見をしてしまった後悔がここにでる。
本来は2件分の配達物をお店で受け取ってからそれぞれのお客さんの配達先に届けるのだが、
勘違いをしており、1件お店で受け取ってからお客さんへ届け、次にまたお店で受け取ってお客さんへ届けるのを
2件繰り返すものだと思っていたので、1件目のお店で配達物を受け取った後、お客さんの配達先のマップ案内が表示されず
次の受け取り先のお店のマップ案内が表示されたため、かなり焦る。

どうすればいいかわからず、アプリの画面を手あたり次第に操作するがどうにもならない。
とりあえず、2件目のお店で配達物を受け取り、それぞれのお客さんへ配達を終えたところで
ようやくすべて配達物を受け取った時点でお客さんへ2件分の配達をそれぞれしに行くことを理解する。

すでにへとへとになってしまい、あと1件配達をしたら休憩しようと決め、1件分配達を終えたところで一旦終了。
この時点で15時半、マクドナルドに入りご飯とスマホの充電をしながら休憩。

17時に配達再開。

今日はクリスマスのこともあり、ピザ屋からの依頼がかなりくる。
今日、この時点では「ブースト」とか「プロモーション」とかよく用語がわかっていなかったが、
何か、ピザの配達依頼だけ報酬が高いなと感じていたためピザ屋付近をうろうろしながら
ピザの配達依頼を集中的に受け、体力の続きかぎり頑張った。

配達依頼を受けるたびに、徐々に自宅から離れた位置へと動いていき、
自転車では帰るのがしんどい距離まで移動してきてしまった。
しかも周りがとにかく暗く、林に囲まれ付近にポツポツと工場があるような場所まできてしまった。
スマホの充電も残り数パーセント、モバイルバッテリーも充電が切れてしまった。

今、自分はどこにいるのかさえわからない、、、

もう帰れないんではないかと、真っ暗の林の中で途方に暮れていたが、
帰るしかないので適当に走り回っていたところでコンビニを見つけ、レンタルのモバイルバッテリーを借り
しばらくスマホを充電したところで、自宅へ向かう。

今日の稼ぎは 6325円

これだけ疲弊して、この稼ぎか、、、

効率がかなり悪かったのもあるが、この先本当に稼いでいけるのか不安に思いながら、
疲弊しきった足を何とか動かし、自宅へ帰る。

これがUberEats配達員を始めた初日の出来事である。

会社員時代のほうが楽だったのかもしれない。
いや、人間関係から解放されて稼ぐにはこれだけ大変なことをしなければいけないんだ。
そう自分に言い聞かせ、明日もまた頑張ろうと思った。